展覧会情報

プレイバック!絵画コレクション名品展

場所豊橋市美術博物

終了しました

1979年の開館以来、豊橋市美術博物館では美術資料として郷土ゆかりの作品を主に収集してきました。そのコレクションを振り返ると、豊橋を中心に東三河で展開されていった美術の流れをたどることができます。

江戸時代後期から明治期にかけては近世の流派が受け継がれ、当地方では円山四条派や谷文堤門下の画人、渡辺小華とその門人たちが活躍しました。昭和戦後期からは中村正義が日展を離れて独自の創作活動を行い、我妻碧宇らは美術団体白士会を結成します。また星野慎吾、平川敏夫、大森運夫といった日本画家が活躍しました。

一方洋画の分野では、明治時代以降、黒田清輝に学んだ島田卓二や、岸田劉生主宰の草土社に参加した高須光治らが活動します。また、東京で学んだ美術教師たちが当地で展覧会を開催し、洋画を広めました。戦後ば情報化が進んで地域性が薄れるとともに、多様な価値観に基づいた作品が生まれています。

本展では館所蔵の絵画を通して、主に東三河の近現代の美術を簡潔に展観します。なかでもこれまで人気の高かった作品や、作者の代表作などを取り上げます。当館は2022年6月から翌年9月まで改修整備工事に入ります。開館後最も長期にわたる休館を前に、当館コレクションの核となる名品の数々をぜひご覧ください。

《花図》1968年と《うしろの人》1977年が展示されます。
画像は《花図》1968年
2022年02月19日(土)~03月27日(日)
一般・大学生400 (300)円小・中・高生200 (100)円
※( )内は団体料金
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