展覧会情報

岡本太郎と中村正義・東京展

場所川崎市岡本太郎美術館

終了しました
▼開催趣旨
1975年、画家・中村正義はこれまで築きあげてきた画家としての歴史・人生のすべてを賭けて全く新しい美術の共同体・組織を、日本の閉塞的な美術界に誕生させようとしました。自らが育った「日展(日本美術展)」に反旗を翻した中村正義が、さらに日本美術界そのものを変革させるべく、病身をおして作ったのが「東京展」でした。中村正義にとって、「東京展」は日本美術界の全体を変革させる核であり、変容させる新しい生命体だったのです。その新しい生命体を誕生させるには、さらに強烈なエネルギーが必要でした。そのエネルギーこそが岡本太郎だったのです。
本展は岡本、中村の接点である「東京展」の構想および再現を軸にして、岡本と中村の作品を中心に展示し、現在の日本の美術の状況を再考する展覧会にしたいと思います。

▼主な出品作品
・岡本太郎の東京展時代を中心に二科時代から晩年に至る代表作約50点
・中村正義の東京展時代を中心に日展時代から晩年に至る代表作約50点
・東京展展示再現=第1回東京展の代表的な作品約30点


▼映画「父をめぐる旅 異才の日本画家・中村正義の生涯」上映
(中村正義ドキュメンタリー映画 2012年 プロデューサー・共同監督:武重邦夫、近藤正典)

日時:12月19日(土)、12月20日(日)、12月26日(土)、12月27日(日)14:00~ 
場所:岡本太郎美術館 ガイダンスホール 
定員:70名(参加費無料、申し込み不要、当日先着順)
2015年10月17日(土)~2016年01月11日(月)
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