展覧会情報

森緑翠と白士会

場所豊橋市美術博物館

終了しました

東京深川で生まれた森緑翠は13歳の頃より中村岳陵の蒼野社に入門し
師譲りの清澄な画風で院展や文展において頭角を現しました。戦後は日展や一采社展に出品しますが、肺結核療養のため当地方を訪れ、昭和32年より豊橋に拠点を定めることになります。昭和36年に師のもとを退き、日展からも離脱した後は、白士会の結成に参画し、以後当地を代表する日本画家のひとりとして活動しました。

本年度、緑翠の生誕100年を迎えたことを機に、緑翠絵画の魅力をあらためてご紹介いたします。このたびの展覧会では代表作とともに下絵や写生画を展示することで、本画制作にいたる過程を検証するとともに、あわせて師・岳陵や中村正義などの同門の画家、我妻碧宇、浅田蘇泉、伊東隆雄、永井繁男といった白士会の創立会員にも焦点をあて、緑翠たちが目指した画境をご覧いただきます。

詩情あふれる緑翠の絵画世界を仲間たちののびやかな個性の競演をお愉しみください。

中村正義作品4点が展示されます。
《斜陽》《枯木林》《鳥》《あたまでっかちの自画像》



2018年01月30日(火)~03月04日(日)
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